雑魚医者むぎの人生QOL向上委員会🐥

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手術が覚えられない件 研修医向上委員会

 

 

 

こんばんはzzz

 

 

1日しかない休日が終わろうとしております、、

(週休3日くれ)

 

 

 

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今日は

「手術が覚えられない」案件

 

 

 

 

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手術で必要なこと

 

 

超漠然とした流れでいうと

 

予習

オペの準備を覚える

術中のサポートができる

解剖がある程度分かる

助けてもらいながら手術できる

 

 

て感じだと思われます。

 

 

 

 

 

予習

 

 

予習といっても何をすればいいのか

 

 

「オペ書は読んできたか?」

 

「はい。」

 

「何冊読んだ?」

 

「え、、一冊です、、、」

 

 

 

そんなこと言われるとドキッとしてイヤですよねー泣

 

 

 

でもこれはその通りです。

(まさに今実感しております)

 

 

一冊のオペ書を読んだだけでは手術はできるようになりませんし、多分全然イメージがつかないです。

 

オペ書を熟読していざオペに挑むも「全く分からん!」です

 

 

 

何冊読めばいいってもんでもないですが、

別のオペ書を見ると目から鱗の情報がたくさん見つかることがあります。

 

 

 

例えば

 

こっちのオペ書は文章がまとまってて読みやすかったけど、図が模式的すぎて実際の見た目と全然違う、、 

 

こっちのオペ書は図がリアルでイメージしやすい!しかも簡略図までついてて位置関係がわかりやすい!でも文章はしょりすぎて、、

 

こっちのオペ書は一つ一つの手技の理由とか、器具を使い分ける理由が詳しく書いてる!

 

 

など

 

 

 

オペ書によってメリット、デメリットあります。

いいとこどりしていけたら最高ですね!

 

 

 

そして何より必要なのが

動画です!

 

 

オペ書で予習した後、実際の手術動画をみてさらにイメージを作り上げます。

いつどんな器具を使ってるのか、どこを慎重にするべきなのか、、

 

 

そこまでやった上で術中に先生にアドバイスをもらいながら地道に覚えていくのです。

 

 

 

 

しかし!!!

 

 

これは理想論です。

 

 

 

実際にはこの「学び」に関して色んな弊害がありますので紹介します。

僕はこの弊害のコスパの悪さにもどかしさを感じております。

 

 

 

弊害①

初期研修医では自分が執刀するわけじゃないのでオペ書を何冊も読むほどモチベが上がらない。

(僕は執刀することになり血眼で勉強しました泣)

 

僕なら自分が執刀するわけじゃないなら動画なんて見る気にもなりませんでしたねー

 

 

 

弊害②

そもそも動画がない。

あってもインドの英語動画or無音なので何やってるか全然分からない。

日本語ないの!?ワイジャパニーズピーポー!

(多分権利の問題)

 

 

環境が恵まれていれば手術中の動画を上の先生に貰えるかもしれません。(無音)

 

 

 

弊害③

上級医が初期研修医に教える気ないorパワハラ

 

 

(初期研修医にオペ教えてもしょうがないよな、、)

と思ってる先生は多いと思います。

実際そうですしね(泣)

 

 

なので相当勉強してるアピールしないと難しいかもしれない、、

 

 

あとはよくあることですが、

「お前勉強してきたか?これはなんや?今何やったか言ってみろ」という威圧を永遠にかけてくるタイプ

 

こうなると気軽に質問もできないのでオワコンですね😇

 

 

 

まれに神のようなドクターがいて、親切丁寧に一つ一つ教えてくれます。

が、それも予習をしてないと全く役に立たない教えとなってしまいます。

 

 

 

 

 

 

オペの準備

 

手術手技以前に研修医が困る問題がオペの準備

 

 

「まずはオペの準備ができるようになってから執刀させてやる!」です

 

オペの準備が出来なければ執刀はできません。

 

 

 

 

「えっと、、このオペの時ってリヒカどこに付けるんだっけ、、オイフってどうかけるんだっけ、、消毒ってどの範囲までやれば、、ここってどのテープで留めてたっけ、、電メと吸引とかどこに固定して束ねてたっけ、、」

 

 

 

何回見ても覚えられないんです、、、

 

こうやるんだって目の前で教えてくれたのにオペ後には記憶がなくなるんです、、、

 

自分はきっとアスペなんだ、、、

 

Googleで調べても看護師さんのやつしかでてこない、、なんかうちとやってること違うし、、、

 

 

 

いいですか!

 

 

覚えるのは無理です!!

(言い切ると気持ちがいいので言い切ってみた)

 

 

 

というのは冗談で

 

 

 

何が問題かというと

 

「用意や手技は実際に自分の手でやってみないと覚えられない」

 

ということです。

 

 

ここは是非上の先生方にも認識してもらいたいところです。

 

「あんだけ丁寧に教えたのに何であの研修医できないの?メモとってただろ?」と

 

 

違うんです。

手を動かさなければ全ては二度手間です。

 

 

最初に教えながら実際やらせてみるのが1番手っ取り早いと思います。

(それが一番お互いにとって面倒くさくない)

 

 

覚えられなくて困ってる研修医さんは、ほどよい先生に声をかけてみましょう。

 

 

「私自分で手を動かさないとどうしてもこういうの覚えられないんです。教えていただいてもいいですか?」

 

そう言われると悪い気はしません。

悩みや理由を言った上でお願いすれば「そりゃそうか」と教えてくださると思います。

 

 

「覚えれないんで教えてもらっていいですか?」では何か印象が悪い

 

 

 

僕は3年目で新しい病院に来て全く準備も道具も違う環境になりました。

以前の病院で覚えたことは一切通用しません。

 

 

1ヶ月経っても何も覚えらず、

先生方のハイスピードな準備の前に立ち尽くすしかありませんでした。

 

 

そこで「手を動かさなければ覚えられない」と若手の先生に打ち明けて教えてもらいました。

 

すると次からほとんど準備ができるようになりました(笑)単純

 

 

電メとか吸引のまとめ方だけはまだ分からん、、

 

 

 

 

オペの準備に関しても初期研修医には難しいところですよね。

短期間で何回も同じオペに入れる訳じゃないので、、

 

 

 

解剖

 

これに関しては場数を踏むしかありません。

 

この層を剥離するとどんな景色が現れるのか、、

 

研修医だと同じオペに何回も入れる訳じゃないので準備と同じように解剖を理解しきるのは難しいかもしれません。

 

 

これは〜だよ。って説明してくれる優しい先生ならワンチャン、、、

(滅多にいない)

 

 



 

 

 

 

 

寝る時間なので以上で終わりますzzz

 

 

 

まとめると「オペは難しい」ということなのでしたzzz

 

外科系に進むならかならずいつかは覚えるので焦ることはありません。

覚えられなくて怒られるという場合は、是非悩みを若手の先生に打ち明けてみては??

 

 

 

ではでは😪