雑魚医者むぎの人生QOL向上委員会🐥

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コロナワクチンを勉強してみた

 

こんばんは。

 

 

僕もワクチンを接種することだし

ちょっと調べてみることにしましたzzz

 

あくまでも調べてみて自分はどうしようかなってものです。

僕以外の人に強制するものじゃないので許してください。

 

 

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物事の真理に辿り着くには「統計学」の知識が必要不可欠。

 

 

そんな僕は統計学の触りだけ医学部時代に習いました。(統計は難しいのでかなり嫌い)

 

 

 

実際に臨床に出ると

「根拠は?」

「どこに書いてたの?」

「誰が言ってるの?」

「いつのどの論文に書いてるの?」

と上級医にいじめられます(やめてー泣)

 

 

 

Twitterの記事に書いてたから患者にこの薬投与しました。」

「有名な人がこの薬は毒だと言ってたので投与しません。」

 

その程度の知識で治療されたら患者さんはたまったもんじゃないですよね(笑)

 

 

 

 

 

できるだけ感情抜きで勉強していきましょう。

まずは基本の簡単なおさらいから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

医学論文の考え方

 

論文とはなんなのじゃろう。

 

ある薬の有効性を調べようと思った時

どうすれば「本当に効果がある」ことを証明できるでしょうか。

 

 

①人数

5人集めて薬を飲ませる実験をしました。

 

死にかけの高齢者、元気いっぱいの5歳の男の子2人、糖尿病の中年、若い女

 

高齢者1人亡くなり、他の4人は生き残りました。

4人も生き残ったのでこの薬効果がある!!とは言えませんよね。

 

1人1人の背景がバラバラすぎて単純比較できません。

こういうのを防ぐためには、人数を集めれば集めるほど背景の偏りを修正することができます。

 

 

 

②ランダム化

ランダム化にも種類がありますが省略。

 

ある人間の意思(陰謀)がまかり通らないようにランダムに割り付けするものです。

年齢、性差、人種、基礎疾患など、あらゆる要因がバランスよく分けられます。

 

治験を行う医者の意思が反映されないよう、どっちの患者かは分からないようにしたり。

 

(理想的なサイコロは何万回か振ったら必ず1/6の確率で目がでるってありましたよね)

 

 

 

プラセボ

10人を集めて血圧を下げる薬を飲んでもらいました。

すると6人の血圧が下がりました。

 

実は飲ませたのはただの水の入ったカプセルでした。

これをプラセボ効果と言います。

 

人間とは不思議なもので治る薬だと思ったら体が反応するんです。(病は気からは嘘じゃない)

 

こういうことが起きないように、薬を飲ませない群にもニセの薬を飲ませて比較したりします。

 

 

 

他にもありますが、こういう風に背景因子の偏りを無くしたり、ある人物の意思が反映されないようにする徹底的な努力がされています。

 

(ここに人間の意思、陰謀などが入る余地がないのです。)

 

 

 

 

 

エビデンスとは

 

エビデンスエビデンスと最近Twitterでも見かけるようになりました。

 

エビデンスってなんぞや??

 

 

こちらがエビデンスレベルを表す図になります。

下にいくほどエビデンスは弱くなります。

 

 

f:id:muginokurasi:20210315221319p:image

 

エビデンスブログ vol.1『エビデンスレベルとは?』 | インプラント専門医:丸尾勝一郎オフィシャルサイト

 

 

簡単に言ってしまうと、「専門家、〜の権威のの〇〇先生が〇〇って言ってた」はゴミレベルの根拠ということです。

全く何の根拠もないと判断されます。

 

ピラミッドの上に行けば行くほど、先程説明した背景因子の偏りをなくした研究がされてることになります。

 

さて本題に行きますか。

 

 

 

 

The New England Journal of Medicine(NEJM)

 

世界一権威ある系の医学雑誌になります。

ここに載るということはかなり信頼性が高いと評価されたものだけです。

 

世界中の医者が目を見張っている訳ですから、おかしなことがあればバレます。

まずそのレベルの論文はここには載らないということです。

かといって100%正しい!とはいえません。

統計というのは色々難しいようです。

 

(陰謀や利益を得るための虚偽などは許されない世界。だよね?)

 

 

 

 

イスラエルにおけるワクチン効果

 

 

NEJMより

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2101765?query=TOC

 

 

イスラエルでは450万人くらいの人が1回目の接種が終わっているとか

 

2020年12月20日〜2021年2月1日の間にファイザーのワクチンを接種した人、接種してない人でコロナ発症者などの割合を比較しています。

(16歳以上でまだコロナ感染してない人)

 

 

それぞれ60万人ずつの比較らしいです、、

すげぇ規模だ、、、

背景因子ごとの有効性がしっかり見れそうです。

 

 

接種は2回

1回目の接種から21日後に2回目を接種する

 

2回目接種が終わって7日後、有効性はどうか?というお話です。

 

 

さて結果は?

 

 

感染に対しては92%減少

(無症状の感染者全員を捕まえれてるわけじゃないので、92%の効果あるとはいえないっぽい)

 

症状のある感染は94%減少

入院は87%減少

重症化は92%減少

死亡に関しては初回投与後84%減少(2回目以降はもう出たのかな?)

 

 

ふむふむ。

効果はありそうな結果。

 

 

 

でもイスラエルでは感染者数が高止まりしているとか。

 

 

2月頃にユダヤ教指導者の葬儀が相次いであったみたいです。

ロックダウン中だったみたいですが、1万人近くがロックダウン無視し、マスクなしで参列したようです。

 

 

 

f:id:muginokurasi:20210315230810j:image

封鎖下の宗教指導者葬儀に数千人 イスラエル、批判高まる|全国のニュース|富山新聞

 

 

これの影響があるかは分かりません。

(ここは僕の個人的な考察でした。)

 

 

 

今日見てみたら感染者は減ってそうですね。

 

f:id:muginokurasi:20210315230511j:image

 

 

 

 

妊婦へのワクチン投与

 

難しいことは分からないので、産婦人科学会の見解を見てみました。

 

 

http://www.jsog.or.jp/news/pdf/20210127_COVID19.pdf

 

 

臨床試験には妊婦さんは含まれていなかったので、妊婦さんや出生児への十分な知見はまだないようです。

 

妊婦さんは接種対象から除外しないようですが、器官形成期は避けるようです。

 

 

 

理論上ワクチンのmRNAは胎盤移行しないので、胎児に影響を与える可能性は低いと考えられています。

 

世界でたくさんの妊婦さんが接種してますが、今のところ問題は報告されていないみたいです。

 

 

ここは個人個人の意思を尊重って感じでしょうか。

 

 

 

 

副反応

 

僕らが1番気になる副反応

 

 

よく聞くのは「肩が痛い」

 

まぁ筋肉に針をブッ刺すわけですからそりゃ痛いでしょうね。(ひー)

インスリンの針で打ってくれないかな。

 

 

 

よく最近ニュースなどで見かけるのが

 

・発熱、頭痛

アナフィラキシーショック

深部静脈血栓症

あたりでしょうか。

 

 

 

頭痛、発熱、、、辛そう

仕事お休みくれないかな(泣)

 

 

 

アナフィラキシーショックに関しては僕ら医療者にとって身近なものです。

 

特に抗生剤投与するときなんか頭によぎります。

そして一定の割合で起きてしまいます。

これは体質なので仕方ないです。

 

アナフィラキシーショックが起きてもやる事は決まっているので正しく対応すれば治ります。

 

 

起こる確率は抗生剤の1/80だそうなので、ワクチン特有の症状ではないです。

(ワクチン打ったらアナフィラキシーショックになる!って考え方はまず違いますね。)

 

 

 

深部静脈血栓症、、

こういうのは証明が難しい。

 

これも入院中一定の確率で起きうるものです。

 

入院でずっと寝てる場合もリスクですし、

肥満などがあればリスクにもなる、

 

 

500万接種中30例だとか。

 

何が難しいのか?

 

極端な例えを言うと

「犯罪者の100%は水を飲んでいた。だから水を飲むと犯罪者になる。」

 

この因果関係は正しいでしょうか。

他にも米を食べてたかもしれませんし、家庭環境にもよるのかもしれません。

 

 

「ワクチンを打った内の〇人が血栓できた。だからワクチン打ったら血栓ができる」

とはなかなか言えないわけです。

 

 

逆にワクチンにはそんな副反応は100%無い!とも言い切れません。

 

 

ここも個人個人の考えで打つかどうか決めなければなりませんね。

 

 

 

 

 

結果どうする

 

「肩痛い、発熱」あたりの副反応は我慢できる範囲です。

 

アナフィラキシーショックが起きても仲間が助けてくれるので大丈夫です。(助けてくれるよね?)

 

重篤な副反応について

どんなものが起きるかは今の時点では分かりません。

 

 

精子が死ぬとかあったらめちゃ困る、、

 

 

 

僕の普段からの思考回路なのですが、

「何もしないリスク」もあると思います。

 

 

ワクチンのリスクを考えるなら、同時にコロナに感染した場合のリスクも考えるべきだと思います。

 

 

例えば、コロナ感染後の長期的な症状はまだ分かりません。

もしかしたら不妊、脱毛が止まらない、味がしない、神経障害、なんかがあるかもしれません。

 

あとは人に移すことでおじいちゃんやおばあちゃんが亡くなってしまうかもしれません。

 

 

この世に100%安全は存在しないわけですね。

 

どっちもリスクがあるなら、どっちのリスクをとるか、、、

 

 

 

リスクを比較して、立場的にも「打つ」になりますかね。

 

 

〇〇大学の〇〇医師が患者多数に感染させた。後日死亡が確認された。

とかなったらもう表には出られません。

 

 

 

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コロナは存在しない

 

コロナが存在しないという考え方もあるようです。

その発想はなかった。なるほど。

 

「コロナが存在しない」と仮定して、

 

とりあえずICUにいる重症の患者さん達がコロナ以外の謎の感染症だとしても

今は「コロナ」として統一しておいた方がいいのではと思います。

 

人によっては命に関わる状態になるので、命を救うための対応は何も変わらないでしょう。

 

 

 

 

とりあえず今のところ勉強したのはここまで。

今後また新しい情報が出れば考えが変わるかもしれません。

 

 

何度も言いますが、これ僕が勉強して思ったことなので!

この思想を世界に拡げたい!とかじゃないですので。

許してください。

 

 

 

疲れたので寝ますzzz